●Happy New Year 2021

  新年あけましておめでとうございます。新しい年が、明るく楽しい年になりますように。
   ふくふく笑顔で、福を呼び込みたいですね。  「がんばるぞ~!お~っ!」

●重量級ボードゲーム紹介

もうすぐクリスマスですね。
4月にお勧めのボードゲームを紹介する記事を書きましたが、その頃に思っていた以上に、コロナの影響が長引いています。まだ“サンタさんにお願いしたいもの”が決まってない方は、ぜひ4月の記事を参考にしていただければと思います。

記事の中で「家族で遊ぶと楽しそうだな~と目をつけている」と書いたゲームが3つほどあったのですが、そのうちの1つ、“ワイナリーの四季”が、私の最近のお気に入りです。購入直後の5月、「まずは自分がルールを把握しないと」と、ソロプレイをやってみたのですが、これが予想以上に面白く、夜な夜なワイン片手に一人で、“ワイナリー経営の研究”にいそしむこととなりました。ハマります。

重量級なので、ボードゲーム初心者にはお勧めできませんが、経験者で、お子さんが高学年であれば、「家族で和気あいあいと楽しめること間違いなし!」の高水準ゲームです。
教育効果も高いと思います。ブドウの樹を購入して、畑に植樹して、育てて収穫して、醸造させ熟成させ、注文を受けて出荷、ここまで全てこなして、初めて報酬が得られます。「いや~お金を稼ぐのって大変!だけどやりがいがあって楽しい!」そんな気持ちになるゲームです。今のところ、我が家は低学年の子が二人いるので、家族で遊んだことはありません。「あと二年くらいしたら…飲み頃かな」と熟成を楽しみに待っているところです(笑)。

最近、家族でよく遊んでいるのが、2019年に主要なゲーム賞をダブル受賞して、面白いと評判の
“ウイングスパン”です。 重量級のゲームって値段もけっこうするので、軽い気持ちで購入できないのですが、これは買って良かった! 

170種類の鳥カードはもちろん、巣箱型のダイスタワーに美しい個人ボード、かわいい卵トークン、
どのアイテムも素敵すぎ!勝ち負け関係なく、この世界に浸っているだけで幸せな気分になります。

こういうゲームって、家族で楽しむのに向いているんじゃないかな。 “負けたら機嫌が悪くなる”タイプ(時期?)の子っていますよね。そういう子と一緒にゲームすると、大人は気を使ってイマイチ楽しめなかったりするんですけど、“ウイングスパン”なら大丈夫。
プレイしているだけで充実感があって、得点や順位があまり気になりません。勝ち負け以上に、いかにして“マイフェイバリットバード”で固めた、“理想の王国”を作り上げるか、というところが楽しかったりするんですよね。だから「勝っても負けてもみんな満足」みたいな。 見事にテーマと合致した、平和で穏やかなゲームです。

教育効果の高さについては一目瞭然ですね。対象年齢ですが、うちでは2年生の次女も初回から楽しめていました(ボーナス抜きで、鳥の能力は大人が説明)。
最後に特筆したいのは、プレイ終了時の静かな高揚感というか清涼感というか…他のボードゲームにはない特殊な満足感…「これっていったい何だろ?」と考えて、「山とか海で過ごした時の感じだ!」と思い当たりました。冷え込む冬は外出する気が起きませんよね。“鳥のさえずりが聞こえてくる森林や草原に出かけた時の気分”に浸って癒されたい方は、ぜひ!

●算数でスマイル&スマート

お久しぶりです。コロナで大変な中、生後8か月の三男の世話が忙しく、疲れ切っています。
というのは嘘です。元気いっぱいです。ここ数か月、動画の作成にハマってました。
算数の問題を解説する動画です。

スマホも持たないアナログ人間の私にとって、動画に関する諸々というのは、何かとわからないことが多すぎて、ずいぶん時間もかかるし、正直かなり大変です。 でもでも、ハードルを一つ一つクリアして成長していく感覚が楽しくて…ハマってます。

今のところ、3本の動画をアップしています(3本で1セットです)。リンクはこちら。
【小5・小6算数の自学に】 塾技なしで難問に挑む!
https://www.youtube.com/watch?v=BEmFaTWb2os

動画のタイトル通り5・6年生向けですが、リンクを貼った最初の動画の冒頭10分くらいは、他の学年の子にも見てもらえる内容です。ためになるかはわかりませんが、「何これ先生めっちゃしゃべってる!」という驚きは確実に提供できると思います(笑)

以前から面談で、「自学のオススメって何かあります?」という質問をよく受けていたのですが、いつも「いや~特にはないですね…」と答えながらも、心の中では「ないなら自分で、自信をもって勧められる何かを作ればいい。けど今は…」と申し訳ない気持ちになっていたので、とりあえず5・6年生は、今後はこちらを活用していただけると嬉しいです。

内容的にはけっこう(かなり?)難しいのですが、家で一人で、であれば、マイペースに少しずつ学習を進めていけばいいわけで。わからないところは一時停止を多用して、少しずつ理解していってもらいたいと思っています。

あと、最近の面談では、「子どもがヒマさえあれば動画ばっかり見てて困る…」という相談も増えていましたので、これを機に、この場を借りてキッパリとお答えしたいと思います。→ 「そうは言ってもお母さん、良い動画だって、あるんですよ! 例えばこれ。これこれ! チャンネル登録、お願いします♪」

しばらくは、こちらの高学年向けシリーズで手一杯になりますが、いずれは他学年向けの動画も作っていきたいと考えています。(ただ…ずいぶん先になりそうな気もします)

それから、動画では、“たっきー”と名乗っていますが、塾に勤めてた頃に時々そう呼ばれてたので、10年続けている添削サービスでも、この名前で自己紹介しています。ですから時々、保護者の方から「たっきー先生」と呼ばれることがあるのですが、実はこれが未だに恥ずかしくて苦手です。(自分で名乗ってるくせして…) 世代的に、“タッキー=ジャニーズの滝沢くん”のイメージがあるからかもしれません。(←じゃあ名乗るなよ…)これを読んだ皆さん、今後も呼び名は、“滝先生”でお願いします(笑)。

●キャンピングデイズ

なかなかコロナが去ってくれませんが、我が家は例年通り、こっそりしっかり遊んでます。
さすがに海外は厳しいので、春休みは壱岐で(四回目)、夏休みは熊本の矢谷渓谷で(二回目)、
今年も、海と川をた~っぷり満喫しました。

春休みは、テントに7泊しました。若干ハードなので、妻と赤ちゃんはお留守番。私一人で子ども4人を見る、というのは普通にあることなのですが、これほどの長期は初でした。妻がいない副次効果として、日がたつにつれ親としての自覚が芽生え、自分が作ったご飯を子ども達が満足そうに食べるのを見て、「何とも言えない充実感…そうか。これが“親心”というものか。」と学んだ私でした。(←今更!)

夏休みは、 バンガローに5泊しました。 私と妻+子ども5人+長男友人で、8人の大所帯。 夏キャンプと言うと暑そうですが、矢谷渓谷の“マザーネイチャーきらり”は、一日中涼しくて、避暑にぴったりです。キャンプ場内にプールが併設されていて、(写真の)飛び込み場所に加え、ウオータースライダーもあり、かなり楽しめます。私も童心に帰って(親心はスカーンと忘れて)楽しみました。お勧めです。

●算数つまづきポイント解説〈5・6年生〉

《5・6年生の算数つまづきポイントは、“割合”で決まり! なのですが・・・》

まず、公立小学校の算数教育の在り方について、私見や提言を一通り書いた上で本題に入ります。 …という予定だったのですが、書きたい内容の5分の1くらいを書いたところで、「わっ、めっちゃ長いし固い!」と自分でも引いてしまったので、やめときます。気をつけてほしいことだけを書きます。

「教科書の内容にそれほどの普遍性はないので、あまり気にしすぎないでください。5・6年生は特に、 “つまづきやすい単元”が、“しっかり理解すべき単元”と一致しないので、多少のつまづきには、目をつぶってもいいと思っています。 算数のつまづきが増える→親が不安を持つ→勉強を強制する、というのはよくある流れですが、強制が過ぎると、この先に訪れるであろう“主体的で自発的な学びの機会”を損なうリスクがありますので、注意しましょう。」

参考として、“つまづきやすい単元”を紹介しておきます。
(福岡市が令和2年度から使用している教科書に準じています)
 5年上巻… 4.小数のかけ算、 5.小数のわり算、 9.分数と小数・整数の関係
 5年下巻… 14.割合、 15.帯グラフと円グラフ
 6年… 3.分数のかけ算、 4.分数のわり算

次に、“しっかり理解すべき単元”です。
 5年上巻… 2.直方体や立方体の体積、 7.図形の角
 5年下巻… 12.単位量あたりの大きさ、 13.四角形と三角形の面積
 6年… 7.円の面積、 8.角柱と円柱の体積

“つまづきやすい単元”の方は、長年の指導経験を元に、私見で選びました。 が、実際に教科書で、(計算手法ではなく文章題の)例題と説明を読んで頂ければ、「こりゃ~たしかにつまづくかも…」と、
分かってもらえるのではないかと思います。

割合に関しては、“もとにする量を①とする”という原則に縛られなければ、分数や比を利用して、臨機応変に実感しやすい解き方ができるのですが、「原則を多様化させると混乱する子が出てくるし、数学に繋げる意味でも、やはり原則は固定した方がよい」と考えているようで、同一解法を徹底してます。ここが公立教科書の最大の問題点だと私は思うのですが、子どもの知的能力を低く見積もり過ぎているが故の“単純化・固定化”が、むしろ、実感のしがたさ・つまづきやすさに繋がっていると思います。更に… おっと長い固い(笑)、以下略。

“しっかり理解すべき単元”の方は、入試で出題されやすい単元、配点が高い単元を選んでいます。私立中学校の入試出題率ベスト3は、 “平面図形”、“立体図形”、“速さ”です。 福岡県の公立高校入試問題でも、ほぼ同様です。大問6問のうち、後半の3問(=差がつきやすい、つまり合否に影響の大きい3問)は、大問4が、“関数”(グラフの問題。メインは速さ)、大問5が“平面図形”、大問6が“立体図形(空間図形)”となっています。“割合”は重要単元の一つですが、ベスト3には及びません。

差がつきやすい“図形”や“速さ”が、なぜ、“つまづきやすい単元”に入ってないのかと言うと、教科書の内容がかなり基礎的なレベルに限定されているからです。これらの単元で、教科書の内容理解に怪しいところがあれば、中学生になって困ることが多いと思います。学習したその時に、しっかり自分のものにしておくことが大切です。(第1ステップ)

第1ステップがクリアできている場合、(本人の意欲が伴うなら)“つまづきやすい単元”にも力を入れるとよいと思います。もしくは(短所を補うより長所を伸ばすことに意欲を持つタイプであれば)、“しっかり理解すべき単元”の応用レベルの問題に挑戦してみるのも良いでしょう。(第2ステップ)

教材についてですが、「市販のワークや問題集を買ったはいいけど、最初の数ページだけやってあとは…」というような話をよく聞きます。中学受験する子ならともかく、そうでない小5小6の子どもに、そこまでの意欲はなかなか望めないケースが多いようです。その場合のお勧めは、ネットで無料配布されている算数プリントです。「とりあえず一枚」であれば、心理的なハードルがかなり低く、気軽に取り組めると思います。お勧めのサイトのリンクを貼っておきます。
https://happylilac.net/eikoh/index.html
・栄光ゼミナール×ちびむすドリル →「小学5年生」「小学6年生」のページ

基本的には、教科書レベルの内容で構成されたプリントです。が、少しだけ難しい応用問題も含まれていますので、家庭学習に向いていると思います。更に応用力を磨きたいという意欲がある場合は、同ページの「中学受験プリント」に挑戦してみましょう。

●学び舎こいく、10周年!

本日、5月19日は、こいくの日。 おかげさまで、10周年!を迎えました。
コツコツとやり続けること、積み重ねていくこと、わりと得意です。 継続は力なり。
年を重ねるごとに、提供するサービスの質も高まっている、と自分では思います。
これからの学び舎こいくに、更にご期待ください。 よろしくお願いします。