②筑紫女学園中学校

(1) 「あ」は点Aにもどってくるまでに2cmの辺と1cmの辺をそれぞれ3本ずつ進みます。つまり、(2+3)×3 (もしくは2×3+3×3)=15cm進みます。「あ」は1秒に2cm進みますから、□秒では(2×□)cm進みます。つまり、2×□=15という式が成り立ちます。よって、□=15÷2= 【7.5秒】 となります。
※このあたりの説明はこうやって言葉で書くより、絵や図で説明した方が断然わかりやすいと思います。実際に15cmの直線(あるいは問題の図形)を書いて、2cmごとに1秒2秒3秒…と書いていけば、7秒半で15cmに到達することが実感できるはずです。

(2) 「あ」と「い」は反対方向に進みますから出発したときには、15cm離れています。「あ」は1秒に2cm、「い」は1秒に1cmずつ進みますから、1秒で2+1=3cmずつ距離の差が縮まることになります。□秒で(3×□)cm縮まり、15cmぶん縮まった時が出会うときですから、3×□=15という式が成り立ちます。よって、□=15÷3= 【5秒】 となります。
※これも実際に15cmの直線(あるいは問題の図形)に、「あ」と「い」の動きを1秒後2秒後3秒後…と丁寧に書きいれていけば、5秒後に出会うことが理屈抜きに納得できると思います。

(3) 「あ」と「い」が出発して何秒後に点Cを通過するかをそれぞれ調べていきます。まず「あ」ですが、出発した点Aから点Cまでは5cmありますから5÷2=2.5秒後に点Cを始めて通過します。次に点Cまで戻ってくるまでに進む距離は15cm、つまり(1)と同じ距離を進むわけですから、2回目に通過するのは2.5秒からさらに7.5秒たった、10秒後(2.5+7.5=10)ということがわかります。その後は7.5秒ごとに点Cに戻ってきますので、7.5ずつ加えていった、17,5秒, 25秒, 32.5秒, 40秒, 47.5 秒, 55秒となります。続いて「い」は、出発した点Aから点Cまでは10cm(2+2+3+3=10)ありますから、10÷1=10秒後に点Cを始めて通過します。次に点Cまで戻ってくるまでに15÷1=15秒かかりますから、2回目以降は10に15ずつ加えていった、25秒, 40秒, 55秒となります。「あ」と「い」が同時に点Cを通過した時間が出会った時間となりますので、10秒, 25,秒 40秒, 55秒の、 【4回】 出会うことになります。
※「あ」は「い」の2倍の早さがありますから、点Cを通過した回数も多くなります。こういった場合、点Cを通過した回数の少ない「い」の通過時間を先に調べて、次にそれに一致する「あ」を探す、という順番で調べた方が効率的です。