もうすぐ夏期講習が始まります。
昨年との変更点は、教室生のみんなに楽しんでもらうために、計8回のボードゲームイベントを組み入れたこと。あとは全て昨年同様。というより、春期も冬期も通常授業も、学び舎こいくでやることは常に一つ。とにかくひたすら「絵で解く算数文章題」と格闘してもらい、“とことん考え抜く力をつける”こと。
馬鹿の一つ覚え? いえいえ、賢者は脇目もふらず、ただ一心に真理を追究するのです。
ただ、この夏は、新たな教材、「地頭を鍛えるお絵かき算数ドリル」を導入することで、授業の質を更にもうワンランク引き上げたいと思っています。
現在メインで使用している教材は、「どんぐり倶楽部」の、「絵で解く算数文章題」。
お絵かきを楽しみながら、ゆっくりじっくりていねいに取り組むのが基本です。(小学校の宿題などで
次から次に片づけるような解き方が身についてしまっている子には、これが意外と難しいのですが。)計算ドリルとは違いますので、問題数はそれほど必要ありません。「絵で解く算数文章題」は約700題ありますので、これで充分な問題数だと思います。
ただ、授業では扱える問題が限られているだけに、私自身は「この子に今、最も必要な問題は?最も潜在能力を引き出せる問題は?」ということを考え抜いて、準備して、授業に臨むようにしています。
700題ですから、問題選択もかなり自由がきくのですが、それでも細かく詰め始めると、「こういう方向から攻めたら気づきを促せるかも」「もうちょっとこういう問題で経験を積ませたい」等々、想いが生じてくるため、この三年、コツコツとオリジナル問題も作ってきました。(初期の問題はこちらにもアップしています。今見ると稚拙で恥ずかしい…) 今現在、授業で扱っている問題は、4分の1くらいがオリジナルです。これにより、授業の質は確実に向上しています。でも、まだ、足りない。経験を積んで、問題作成や問題選択のスキルが上がれば上がるほど、ますます細部に目が行くんですよね。
「まだ足りない。もっと問題がほしい!もっと選択の幅を広げたい!」