●3ステップ式いきもの飼育体験(前編)

<ステップ1 カブクワ>

虫捕り大好きの長男。以前カブトムシの幼虫を発見したときのことを覚えていたのでしょう、引っ越してきてすぐに、庭の腐葉土置き場に目をつけました。「怪しい…」と掘り起こし、見事に発見!
その後、ケースの中で6匹を羽化させることに成功しました。
更に、彼の虫に対する熱意が呼び寄せたのか、偶然、近所の虫捕り名人のおじいちゃんと知り合うことができ、7月末、名人と長男と私とで「カブクワ捕りツアー」へ出発。さすが名人、近辺の
“蜜の出るクヌギ”を熟知しており、車で次から次に移動して目当てのクヌギをチェックしていると…「おった!…またおった~!」
その後、二回目のツアーでも沢山のカブクワをゲット。あまりに数が多いので、見かねた名人が専用の飼育箱まで貸してくれました。この中に、多い時には40匹以上のカブクワが。夏の間、せっせとエサやりにいそしんでいました。たぶん沢山の卵を産んでくれていると思いますので、来年がまた楽しみです。
<ステップ2 金魚>

お盆は実家に帰省。長男、今度は魚釣り名人のおじいちゃん(義父)に連れられて海釣りデビューすることに。案の定、糸を
何度も絡ませていましたが、名人の指南のおかげで、アジを
沢山釣ることができました。フライにして食べて「おいし~!」 
この春から高まり続けていた彼の“魚熱”が、ここでピークに
達したのでした。「やっぱり、ど~しても、さかな飼いたい!」 
最初は網で捕った川魚を飼育しようと話していたのですが、飼育の難度や設備等を考えると、それも難しいかな、ということになり、ペットショップに魚を見に行くことに。“流線型の川魚希望”の私と、“カラフルな金魚希望”の長男、ふたりの希望を同時に満たす魚、ということで選ばれたのが、写真の 『レモンコメット』。
その後、長男は近所の水路でスジエビを捕ってきてはせっせと水槽へ投入しています。現在6匹ほど。これも意外に可愛かったりして。手探りの飼育体験を、親も一緒に楽しんでいます。

●夏の課外授業

写真は 『夏の課外授業~森の隠れ家で遊ぼう!~』 での一コマ(前回7/21ブログ参照)。
“課外授業”と言っても、実際は特に授業らしきことをやるでもなく
   大人たちは、おしゃべりして、食べて飲んで、ゆっくりして・・・
   子どもたちは、まず遊んで、食べて遊んで、また遊んで・・・

そんな感じで特別なことは何もしてないのですが、学び舎こいくは意外と都会にある都会派の(?)
教室なので、まる一日、自然の中でゆっくりしたり、時を忘れて遊んだり、こういう時間がなかなか
持てない方も多いようで、今回初の試みでしたが「やってみてよかったな~」と感じました。

左 : 網で魚を捕まえたお母さん(!)が男の子たちの師匠となり、魚取りを指南している図(笑)
右 : 家の近くの神社に虫取り遠征に向かっている図。自然の中では子ども達の団結も強まる様子

ただ、完全に予想外だったのが・・・天気!
今年はホントにびっくりするくらい天気が悪くて、日本の夏を満喫しようとはりきってたのに・・・残念。
『夏の課外授業』 も半分以上が雨天中止となったのでした。参加できなかった方がまだまだ多いので、秋以降もちょこちょこと、できる範囲で続けていく予定です。天気に恵まれることを祈って・・・。

●夏の始まり

糸島に引っ越してきてから、親子共にハイテンションで自然と戯れる数か月でしたが、梅雨でしばし
小休止。これまた親子共に思い出したように読書にふけっていましたが、三日前、梅雨明けとほぼ
同時に、子ども達お待ちかねの夏休みが始まりました。再びエンジン全開で自然と戯れています。

土曜日 午前中は教室で授業。帰ったら予想通り長男の「魚取りいこう!」コールが。近所の川の魚取りスポットで、長男がハヤを網でゲット!家に帰ってすぐ、その感動を絵にしたのが上の写真。
夜は庭で久々のたき火をして癒されました。

日曜日 長女が去年まで通っていた幼稚園のデイキャンプ。長女は久々に先生や旧友と再会して嬉しそう。皆でカレーを作ったりスイカ割りをして楽しみました。夕方からは、特に仲の良かった幼稚園の友達家族と一緒に、家の庭でバーベキュー。一緒に花火をして一緒にお風呂に入って一緒に寝て、子ども達も大満足な一日でした。

月曜日 長男・長女・次男の「川いこう!」コールを受けて、幼児も安心して遊べる川遊びスポットへ。子ども達そっちのけで魚取りに夢中になっていた父(私)がドンコを網でゲット! 少年時代にはほぼ未経験だった川遊びの楽しさに、今頃になって目覚めている父でした。家に帰って三日連続のたき火。
その火を使ってラーメンを作って食べて星を眺めて・・・あっという間の三連休でした。

月曜日(今日)が祝日でしたので、教室では明日から夏期講習のスタートです。
今年の夏は、特別講座として「夏の課外授業」を実施します(教室生限定)。ここでの毎日が(上記のような感じで)楽しすぎるので「いや~なんか申し訳ないな~せっかくだから普段お世話になっている
教室生の家族も招待して一緒に楽しんでもらうというのはどうかな~」と考え企画してみました。
「まだ一度もここでの夏を経験していないのに先走りすぎかな・・・」という不安はあるのですが・・・。
楽しんでもらえるといいな~。

・・・という感じでブログを書き終えようとしていた23時、台所で洗い物をしていた妻が「ちょっと来て!」と興奮気味に。なんだなんだと行ってみると台所の窓の外に、蛍光灯の光に誘われてきたセミやカナブンやカミキリに交じって・・・黒光りする大きめの虫が! 「まさかゴキブリじゃないよね?」 大丈夫、
クワガタでした!やった! う~ん今年の夏は楽しくなりそうです♪

●忙しいあなたへ

突然ですが、ミヒャエルエンデの“モモ”という児童文学作品をご存知ですか? 「題名は知っているけど読んだことはない」という方が多いのでは? こいく文庫には入れていませんが、この作品はぜひ、子育て中の大人に読んでほしい。特に前半、“時間泥棒”から時間の節約を勧められた人々が結果的に “自分の時間”を奪われていく様子、それにより何にもまして貴重なはずの“豊かな幼児期”が子ども達から奪われていく様子の描写。忙しい現代日本で子育てをしている我々にとって、非常に示唆に富んでいる内容だと感じます。(とりあえずはこちらのアマゾンレビューを!)

よく言う話ですが“忙しい”とは“心を亡くす”と書きますね。常に何かに頑張っていることが求められ、日々忙しくしていることが当然のこの社会。その中で、私自身は比較的“忙しさ”とは無縁の“ヒマな時間”というのを沢山持ってきたように思います。子ども時代だけでなく、大学時代(授業にほとんど出ていませんでした)や世界一周中(20代後半の3年間、毎日バカンスでした)、普通の日本人ではあり得ないくらい、膨大な時間をの~んびりと過ごしました。でもヒマだとけっこう“考える”んですよね。私も会社勤めをしていたときはそれなりに忙しくしてましたけど、忙しいときって(現実的なことはまだしも)本質的なことや抽象的なことを考える時間がなかったりします。ヒマなときはホント何の役に立つんだ、というようなことを深く深く考えていましたが、意外とそこで深めた考えが今の自分の芯をつくっているような気がします。

そしてそのとき考えたことの一つが、「我々は“忙しくすること”を本当に自分で選択しているのか」ということ。日本を外側から眺めてみると、内側にいるときには気づかない強烈なメッセージが社会全体を覆っているように感じました。それはこんなメッセージ。 『考えるな。忙しくしろ。そして消費しろ。』

「誰が何のために?」というのを考察し始めると長くなりそうなのでやめますが、このメッセージが大人だけでなく、子ども達にも強く影響していることは看過できない事実です。子どもにとって“ヒマな時間”というのは、何かに一生懸命に取り組んでいる時間と同じくらい、大切なものだと思います。そこを経てからしか生まれないものというのが確実に存在する、私はそう思います。しかし、今はテレビやゲームのせいでヒマな時間そのものが生まれにくく、そこに大量の宿題、そして習い事、と息つく暇もないくらい忙しい小学生が沢山いるようです。大人側にも、将来への不安などから「無益な時間を過ごさせまい」という焦りのようなものがあるような気がします。

常に漠然とした不安や焦りがある、という方。もしかするとそういったものは、無意識に働きかける『考えるな。忙しくしろ。そして消費しろ。』という声の影響かもしれませんよ。モノに溢れた社会でモノを売り続けるために、企業は商品だけでなく、消費者の“不安や焦り”“不足や欲”を大量に生産し続けています。心安らかに楽しく子育てするためには、そこから自由になる努力、“自分の時間”を取り戻す努力が必要な時代になっていると思います。

今、目の前でヒマそうにしている子どもも、実はその内側で深い思索の深淵に降り立っているかもしれません。「なに考えてんの」と聞いたらきっと「しょ~もな~!」という答えが返ってくるでしょうが…(笑)。
でも本当にそれがその子にとって価値のないことなのか…わかりませんよね。大人の管理下にない
“自分の時間”は、“豊かな幼児期”に必要不可欠なものだと思います。

ハードスケジュール、忙しい生活は子どもにとってプラスにならない。特に“考える力”を伸ばすのには向いていない。保護者の方々には、自分の考えを正直に伝えるようにしています。すると「そうかもしれない…」と同意してもらえることが予想以上に多いです。我が子の様子から感じるところがあるのでしょうか。ただその後に、「でも今までのやり方を変える勇気がない。何かさせてないと不安になる…」と口にする方も予想以上に多いです。

そのような方には、これを何かのきっかけと思って “ライフスタイルの変化”に繋がることを、具体的に少しずつでも実行してみることを提案します。例えば、メディアへの過度な接触を自制すること。自然の中であえて何もしない時間を持つこと。本当に必要なものだけを買う努力をすること。食事や医療や教育を安易に外部委託せずできるだけ自給すること。

我々夫婦はこれまでずっと、上記のメッセージから自由になるべく、いわゆる自然派なシンプルライフを心がけてきましが、そのせいか(元々の性格かもしれませんが)不安や焦りとは無縁の生活を送ることができています。(会社を辞めたり、築130年の古民家に引っ越して来たり、少しは不安になりそうなものですが…) 我が子への圧倒的な信頼感、というのもそこから生まれているように感じます。
世の全ての親が、よく考えて、自分らしいライフスタイルで、自分らしい子育てをすれば、未来は明るいと信じます。

●春のアルバム

この春は休日もあまり外出せず、いつも庭で遊んでいました。写真はすべて庭での一コマ。