ここで保護者の皆様に質問です。「学生時代の勉強は楽しかったですか?」
どうでしょうか。「楽しめる部分もなくはなかったけど、やらないといけないからやっていただけで、自分から進んでやりたいものではなかった」というのが私自身の回答ですが、同じ様に感じていた方も多いのではないでしょうか。
 
 残念ながら現代日本では勉強とは“やらないといけないもの”という捉え方が常識となっています。
しかし本来、勉強とは義務ではなく “やっていいもの”という権利なのです。今では母が子に「遊ぶ前に勉強しなさい!」というのはありふれた光景ですが、一昔前には「いいねえ、あなたは勉強するチャンスがあって」と言う場面も珍しくなかったはずなのです。(現在でも発展途上国では日常です。)
 
 いつからこれほど勉強は“楽しくないもの”となってしまったのでしょうか。本当に勉強は “楽しくないもの”なのでしょうか。
 私は「指導者の熱意と工夫と努力しだいで、勉強は楽しいものになり得る」と確信しています。