保護者の皆様にも、ぜひ「勉強は楽しくなり得る」ということを信じて頂きたいと思います。特に小学校低学年の場合、勉強に対する親の姿勢は即、子どもの姿勢につながります。「楽しくはないけど頑張りなさい!」だと“楽しくないもの”として、「わかってくるともっと楽しくなるよ♪」だと“楽しいもの”として、素直に受けとるのです。

 もちろん、“考える楽しさ”を子どもに伝えるのには、多少の困難もあります。ゲームやテレビなど、受け身の姿勢で今すぐに楽しませてくれる娯楽と違って、自ら積極的に働きかけて初めて掴み取ることができる“楽しさ”ですから、体感できるまでは多少の時間がかかります。
 しかし、その壁を乗り越えて“考える楽しさ”を体感した子どもは変わります。お手軽な遊びでは得られない楽しさが、考えることや学ぶことにはあるのです。

 自ら学びたくなる環境を準備するために、保護者の方には何かとご協力いただくこともあるかと思いますが、養成する“とことん考え抜く力”は必ずやお子様の人生を明るく楽しく豊かにするはずです。
 お子様の未来のために、ぜひ宜しくお願いします。