●賢い子を育てる公園の利用法(前編)

最近このブログ、本の紹介ばっかりですね。 しかし! 本ばっか読んでたらいかん!子どもは風の子
外で遊べ! ということで、年末の記事でも書いた通り、昨年一年間の公園ぶらぶら時間が国内トップレベル(子連れパパ部門。別名“公園の住人”笑)である私が、本日は「賢い子を育てる公園の利用法」について主張させて頂きます。

【 小さな失敗、小さな怪我を沢山させよう! 】
やってみる→うまくいく。あるいは失敗する→失敗を活かして違うやり方でやってみる。という試行錯誤のサイクルを自分でどんどん回していける子は賢くなります。公園では自分の体を使って試行錯誤が行われることが多いため、失敗すると文字通り、痛い目にあいます。わかりやすくていいですね。危険なことについて身を持って知るので、危機管理も上手になります。大きな怪我をしにくい環境ですので安心して野放しにできます(笑)。
「危ない!」と言って簡単に手を差し伸べているお母さんを公園ではよく目にしますが、「もったいないな~」と心から思います。「こんな危ないことして!」と叱ったりするのはもう理解不能です。“賢い子”
にするチャンスを自らつぶしている訳です。危機管理のできない“危ない子”を自ら作っている訳です。痛い目にあわせりゃいいんですよ。母親は父親と違って、そのように割り切るのは難しいのでしょうが、できるだけ手を差し伸べないことを意識した方が良いように思います。でも、親が腹をくくって手を離せば、意外と子どもは怪我しないんですよね~。うちの子も1才くらいからできるだけ手を離して、小さな怪我をする機会をいつも伺ってるのですが、敵も意外に慎重でなかなか怪我してくれません(笑)。
こけてすり傷くらいです。危ないことを察知する能力が磨かれていってるんですね。基本的に自分ができることしかしない。そうすると2才くらいからは本人任せ(というか野放し。笑)にできます。
危ないことを叱るお母さんの話を書きましたが、叱られている子を見てると、確かに危なっかしい雰囲気があるんですよね。目を離したら本当に危険なことをするかもしれない。だから手や口を出さざるを得ない。わかるんですけど、悪循環ですよね。こういうところから試行錯誤できない、指示待ちの考えない子になっていくのではないかと他人事ながら心配になります。取り返しのつかない大きな失敗や大きな怪我をする前に、どこかで勇気を出して見守る姿勢に切り替えるべきだと感じます。
冗談で“野放し”と書きましたが、実際には私も“見守る”ようにしています。完全に目を離すことはしません。とはいえケアするのは最小限。高い所から固い所に落ちること(0~2才)、車にひかれること(0~6才)、この二つくらいですね。後は経験を通して学ばせるのが一番だと思います。

たかが公園されど公園。 「信頼して任せても大丈夫なんだな、この子は勝手に自分で経験を積んで
勝手に伸びていくんだな」という実感を抱くことができれば、それは親子の幸せに繋がると思います。
というところで今回は終わりです。続きは後編で。