今日は、五人家族になってから初めて、ちょっとだけ遠出を
してみました。バスで護国神社まで行って蚤の市で買い物を
して大濠公園へ。
いつも大した目的もなく出かけるので、結局は“子どもたちが
思い切り走り回れるところ”ばかりに行っている気がします。
次男は今のところ(?)おとなしい性格で、今日もあまり手が
かかりませんでしたが、長男と娘が…。必ず共に走ることを
要求してくる彼らに疲れ果て、帰宅した瞬間、意識を失うよう
に爆睡。今欲しいもの。走力・体力・持久力。
ところで【熟成期間】という言葉。 最近のお気に入りで、これが便利な言葉なんです。
koikuが採用している“どんぐり方式”では、できなかった問題をその場でなんとかしようとせず、
あえて「もやもや」のまま終わらせることがあります。そのことを「ちょっと熟成期間を置く」なんて
いう言い方で表したりします。これは捉えようによっては“課題の放置・先送り”にも見えます。
実際、私自身も以前は「できないまま帰すなんてありえない!」と思ってましたし、わかるまで説
明して解けるようにし、「すっきり」解決して帰すのが指導者の務めと信じていました。ただ…同じ
問題を後日やったときに…できないんですよね~これが。「あのときのわかった!は何処へ…」
というガックリを何度繰り返したことか…。
そこでこの一年、頑張って“どんぐり方式”を徹底してみました。すると…!(驚)
以前は解けなかった問題、「もやもや」のまま何の手も打たずに帰したはずなのに、なぜか…
今度は解けた!完全に自力で「すっきり」!忘れた頃に類題を出してみても…やっぱり解ける!
もやもやがあるからこそ、無意識レベルで考えたり情報収集したりしているのか、それともできな
かった悔しさを覚えているから頑張れるのか…、私にとって理由は未だ謎ですが、経験上、こう
いうことが非常によくある、とだけは言えます。不思議ですけどね。でも日々成長するのが子ども
ですから、無理にどこかのタイミングで教え込まずとも自然にできるようになるのは不思議なこと
ではないのかもしれません。
もちろん「もやもや」で終わることは、本人にとっても指導者にとっても気持のよいものではありま
せん。「すっきり」しない気持ちを抱えることに抵抗があるのは当然です。そんなとき私は、【熟成
期間】という言葉を心の中でつぶやきます。「今は収穫の時期ではないんだ。耐えて待つことで、
大いなる存在=“時間”が実りを更に豊かにしてくれ、より良いかたちで収穫できるはず…」
これがなかなか効果的。子どもたちに教わった私の人生訓。「何か問題が生じた時は、明るく
楽しく粘り強く試行錯誤を繰り返し、解決への糸口を探る。その時点でのベストを尽くして、
それでも解決しないときは、少し【熟成期間】を置いてみる。」 ぜひ一度、試してみてください♪
保護者面談がほぼ終了しました。曜日の調整も終わりましたので、教室生の募集を再開します。
トップページに曜日ごとの募集状況をまとめましたので、興味をお持ちの方はご確認ください。
今回の面談で、特に印象的だったのは次の言葉。
「この子は私に気づきを与え成長させるために生まれてきたのだと思う」
素晴らしい捉え方だと思いませんか? なんと、3名ものお母様が、ほぼ同じ言葉でこう語ったので
ちょっと驚きました。私も昨年8/17のブログで似たようなことを書きましたが、言うは易し行うは難し。
思い通りにいかないとき、自分に矢を向けるのは簡単なことではありません。実感をこめて語ることができるお母様方に、尊敬の念を抱きました。
私も親として指導者として、子ども達に伝えていきたいことが沢山あります。しかし、その言葉が説得力を持ちうるか否かは、ひとえに私自身がそれを実行できているか否かにかかっていると思います。「子ども達に気づきを与え成長させていく」ためにも、良い見本として「自分が子ども達から気づきを
得て成長していく」姿勢を示すことを、更に意識していきたいと思いました。
教室で、お電話で、お話しさせて頂いた教室生保護者の皆様、ありがとうございました!