●お一人様の通学路

寒くなってきましたね~。急に冬がやってきた感じです。
昨日の夜は近くの神社に家族全員で出かけて、集落の方々と冬の焚き火を楽しみました。「神待ち」という行事で、出雲大社に出かけていた神様がお戻りになるのをお出迎えする、という意味があるそうです。網焼きした鯛をつまみに、青竹で作ったかっぽ酒を頂きました。

ここの集落は年配の方が多く、小さい子どもがいる家はうちだけです。(最近の糸島は移住組も多いようですが、海から遠いここは圏外。笑) 皆さん、いつも「やっぱ子どもの声ばするのはよかですな~」と言ってくださいます。暖かく受け入れてくださって有難い限りです。

家族の中で集落の方々と一番多く顔をあわせているのは小3の長男です。朝夕、小学校までの長い道のりを、皆さんの暖かい目に見守られながら、一人で歩きます。通学路は片道が1時間(行き帰りで2時間)、そのうち半分ほどが一人きりなのです。(つまり一番近隣のお友達の家まで徒歩30分!) 「いっつもようがんばってあるきよんね~」と声をかけて頂くのが、励みになっているようです。

長男の校区では、通学時の子ども達の安全を守る「見守り隊」活動が実施されています。うちの集落からも、3人の方が「見守り隊」として寒い中、通学路で子ども達を見守ってくださっています。ただ、そこを通る子ども…長男ただ一人。一人きりの小学生に3人の見守り隊…。申し訳ない気持ちで一杯です。

少し前から、我が家の近くの道路の拡張工事が始まりました。重機も入るので、工事期間の半年ほどは基本的に通行止め。迂回路を通ることになります。長男も迂回路を通って通学する予定でした。5分ほどの遠回りなので仕方ないと納得していたのですが、集落の方と工事の業者さんとで話し合った結果、
「遠回りはかわいそうだから道を作ってあげよう」という話に。そして出来上がったのが写真の道。この先には階段も。
申し訳ないです~! けど、ありがとうございます!