●こいく文庫(子ども向け)③

☆ ふらいぱんじいさん ☆ 神沢 利子

~まっくろなふらいぱんじいさんは、おひさんみたいなたまごをやくのがだいすき。でもあるひ、
あたらしいせかいをもとめて、たびにでました。さばくへうみへ、じいさんのたのしいぼうけんの
はじまりです!~

1969年の発行ですが、まったく古さを感じさせないエバーグリーンな一冊です。親子で一緒に読むのも楽しいのですが、特に「読み聞かせもいいけど、そろそろ自分でも読んでほしいな~」というときにオススメです。ひたすら陽気で明るく楽しそうな挿絵、ひらがなだけの大きな字、そして「ふらいぱんのおじいさん?」…あまり本に興味がない子も、つい手に取りたくなる雰囲気に満ちています。
私はこの本の中盤、ジャングルをぬけ、草原をぬけ、砂漠をぬけたふらいぱんじいさんが、初めて海を目にしたときの場面が大好きです。この解放感と自由な感じ、旅に出たくなってしまいます。さて、そんなふらいぱんじいさんが旅の果てに見つけた居場所とは…。オチもしっかりきいてます!
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