●こいく映画

先週の週末、実家に帰った折に、久々に夫婦で映画を観に行きました。
頑張って早めに寝かしつけて、21時からのレイトショーに、という作戦です。
寝かしつけ成功! がしかし自分達も寝てしまうというよくあるパターンで目覚めたら時間ギリギリ!
わわっ急げ~! …予告編が15分くらいあったみたいで、何とかセーフでした。 ほっ。

カンヌでの受賞が話題となった、是枝監督の “そして父になる”。
いい映画でした。そして、親力を高めるためのヒントが沢山散りばめられている映画だとも感じました。
ぜひ、夫婦で映画館に足を運んでください。 え?旦那とはイヤだ? いやいやそう言わずに(笑)。
旦那さん忙しい? 忙しいお父さんにこそ観てほしい映画です。観ないと後悔しますよ~(脅し?笑)。

何から何まで対照的な家庭環境に育った男の子二人、「こんな風に育てたらこんな風に成長する」と
いうのが、類型的でありつつも非常に(ある意味で残酷な程に)リアルで何かと考えさせられます。
これまでの子育てを振り返り、これからの子育てを考えるきっかけを与えてくれる映画だと思います。
こいく文庫と同様、これまた勝手に一方的に(笑)、“こいく映画”に認定決定。 さあ皆さん映画館へ!

●最強の知育玩具シリーズ⑪

空気が冷たくなり、だいぶ秋らしくなってきました。室内で遊ぶことが増える季節。家族でカードゲームはいかがですか? 今回紹介するのは、日本産のしりとりゲーム、『ワードバスケットキッズ』です。

写真のような、ひらがなが書かれたカードを、最初に手札として5枚配ります。箱(バスケット)に1枚カードを投げ入れたらゲームスタート。各自、箱に入っているカード(場札)で始まって、自分の手札で終わる言葉を考え、思いついたら即座に手札を出します。例えば、場札が“あ”で、手札に“き”があれば、「あき!」と言いながら“き”のカードを箱に投げ入れます。
次の場札は“き”となり、手札に “の”があれば…
(どうですか?思いつきますか?)
「き…の…きもの!」という感じですね。早い者勝ちでどんどん出します。手札を出し切った人が優勝。スピード勝負の緊張感あふれるしりとり、という感じです。
ゲーム進行のアクセントとなるのが“特殊カード”の存在。場のカードから始まる言葉なら何でもOKな[なんでもカード]、他、[いきもの]、[たべもの]、[3文字以上]、[4文字以上]のカードがあります。

語彙力が問われるため、年齢による実力差が出やすいゲームですが、工夫すれば大丈夫。
教室では、2位が決まった時点で1ゲーム終了とし、勝った2人には次のゲームではハンデとして手札を1枚追加しています。1回のゲームが5分くらいで終わるので、始めは5枚ずつだった各自の手札が、何度かやっていると〈5枚・7枚・6枚・5枚・8枚〉というふうになり、実力差が補正されて良い勝負になります。もっと大きなハンデが必要な場合は、強い方に“2文字言葉は禁止、必ず3文字以上”というような縛りをつけるとよいでしょう。

これ、子ども達も大好きなんですが、教室でやると、段々とみんな変なテンションになってくるんですよね。なんというか、徹夜明けの朝みたいな。何言ってもおかしくて笑いころげる、あの感じです。

「かめ!」「めぐすり!」「りんご!」「ごりら!」・・・「ら…らくな!」 皆「“らくな”ってなんや~!(爆笑)」
「らっこ!」「こへ…う~ん“へ”ってむずかしくない?」「こいぬ!」 ぬへ… 「ぬいぐるみ!」 みへ…
「ミルク!」 くへ… 「くうき!」 きへ… 皆「へ~へ~うるさ~い!(爆笑)」
「きもの!」「のびのびた!」「え?何?」「ドラえもん。しっとるやろ!」 皆「う~ん…ならセーフ。
のびたの“た”!」「たこ!」「こじまよしたか!」「え?だれ?」「オレの友達」 皆「しらんし~!(爆笑)」
「かき!」 「“き”で… きつつき!」 「じゃあまた[4文字以上]で、きつつき!」 「それなら[いきもの]で、きつつき!」 「もういっちょ[なんでも]で、きつつき!」 「まだまだ、[たべもの]で、きつつき!」 
皆「だめやろ!きつつき、たべものやないし~!(爆笑)」
と、まあこんな感じで盛り上がります(笑)。 『ワードバスケットキッズ』、一家に一つ、必須ですよ。