●お七夜

次女の誕生から7日。ただいま名付けに悪戦苦闘中です。
生まれた次の日、3月1日は長男の6歳の誕生日でした。
まだまだ幼い彼ですが、妹の抱っこ姿は様になってますね。
いつの間にか立派なお兄ちゃんになっているようで。
6歳にしてすでに6か国を旅している経験豊富な彼ですが、
(あ、でも長女は3歳で6か国だ) そんな彼は今回、「6歳にして3人の赤ちゃんの誕生に立ち会う」という記録を打ち立てました。
長男と私にとっては3回目の自宅出産。3回ともなればもう慣れたもの、気の利いた動きで産婦をサポートします。
…と書きたいところですが、サポートは助産婦さんが完璧にしてくれるため、我々のやることは特になし。「まぁせめて…」という感じで、一応は妻の手を握ったりする私。
…と、その目に信じられない光景が! 痛がる妻の真横で、落ち着いた表情で、長男が…ドラえもんを
読んでました。落ち着きすぎ。しかし、ついに赤ちゃんの頭が見え始めると、彼の動きが一変します。
しっかりベストポジションに陣取り、未知の生物を一目見ようと真剣な表情で懐中電灯を操る彼。
助産婦さんに「ちょ…ちょっとそこは赤ちゃん眩しいかもね~」と諭されるのも耳に入ってない様子で、出産というイベントを大いに楽しんだようでした…。ベテラン…。

夜の出産だったため、残念ながら長女と次男は電池切れでダウン。しかし二人とも夜中に起きだして誕生を祝ってくれました。次の日、すっかり充電した二人は赤ちゃん大歓迎モード。次男は次から次にミニカーを赤ちゃんの目の前に持ってきます。「ほら、おもちゃだよ♪」ということなんでしょうが、顔の上に固いものを持ってくるので気が気でなく。
歌と踊りが大好きな長女は、“歓迎の舞”ということなんでしょうか、大声を発しながら“ソーラン節”を
エンドレスに踊りまくります(なぜそれ?)。「では!アンコールしてもよろしいでしょうか!はくしゅ~!」
いや、気持ちは嬉しいけど、安静にしないといけないんだよね…。 まぁとにかく大変でした…。

そんな二人は、現在、私の実家にて預かり保育中。両家の両親がしっかりサポートしてくれているおかげで、今は妻も赤ちゃんも、ゆっくりした時間を過ごせているようです。

でも、そろそろ二人にも会いたくなってきたな~。家族6人、皆がそろう日が
怖くもあり楽しみでもあり…。

●こいく文庫(子ども向け)⑦

☆ 大どろぼうホッツェンプロッツ ☆ プロイスラー

~おばあさんの大切なコーヒー挽きが、ホッツェンプロッツに盗まれた! カスパールとゼッペルは、
知恵を絞ってホッツェンプロッツのねじろを突き止めようとしますが、逆に捕まってしまい…。果たして二人は、コーヒー挽きを取り返すことができるのでしょうか?~

これまた定番ですね。遠いドイツで五十年も前に書かれた作品が、なぜ今も定番として読み継がれているのか?
とにかく読めばわかります。ユーモアあふれる軽妙な語り口で語られるストーリーの面白さ!「泥棒から盗まれた品物を取り返す」「悪い魔法使いに囚われた妖精を救う」いかにも子どもが夢中になりそうな二つのテーマを、ものの見事に
両立させてしまっているのですから驚きです。
周到に用意された伏線で演出するクライマックスの見事さと言ったら! “短めの児童書”から、“ちょっと長めの物語”
への転換期に、ばっちり適任の一冊だと思います。
続編、続々編も期待を裏切らない面白さですので、ぜひ
三冊すべて読破してほしいと思います。

●こいく文庫(保護者向け)⑦

☆ 今日から怒らないママになれる本! ☆ 川井 道子

著者は三人の子どものお母さん。なかなか思うようにいかない子育て、特に真ん中の4歳の女の子の強烈な“ダダっぷり”に、ついつい怒りを爆発させては自己嫌悪の毎日。ほとほと疲れ果て、あるコーチングの先生に相談したところ…。

本の前半は、著者がコーチングを通して様々な気付きを得ていく過程がつづられます。後半は実践編。コーチングの基本技術が
ケーススタディを交えて説明されます。私は前半が好きでした。
子育てって、マニュアル通りにいかないからこそ難しいし面白い。「こうすればこうなる、と書いてたのに…こういう展開になっちゃうの?」ということ、私もよくあります(笑)。本を読んで納得したこと
でも、実際に自分がやること、やり続けることは難しいし、現実の子どもは本の中の子どもより確実に手強い。
この本の前半は、そういう難しさや手強さがしっかり書きこまれていると思いました。そのなかで少しずつ前に進んでいく様子が実にリアルで勉強になります。“怒らないママ”になりたい方はぜひ!

●お宮参り

次女の誕生から31日。家族でお宮参りに行ってきました。

産後二週間は両家実家のサポートがありましたが、この二週間は夫婦で協力して子育てを頑張っています。
未就学児4人の子育て、「大変でしょう」とよく言われるのですが、今のところ、そういうときは 「はい。大変です!」
とキッパリ答えています(笑)。 「3人も4人も一緒でしょ~
あっはっは~」と余裕をかましていた過去の愚かな自分に「いや。3人と4人は大きく違うよ。」と真顔で指摘してやりたい気分。妻はよく頑張っていると思います。

思うように動いてくれない子どもたちに、一日何回も「コノヤロ~」と思わされますが、そんな子どもたちから、沢山の幸せを与えてもらっています。皆の存在に感謝です。
大変さも含めて、子育てを最高に楽しんでいます。