●今日から

韓国旅行から戻って「さあ仕事!」と思ったら、、、なんだかやけに桜が美しく。ついつい船に乗って
能古島に行ったり…自転車で近場を回ったり…花見三昧してしまいました…。
今日から小学校は新学期がスタート。こいくも授業を再開しました。
実際には10日ちょっと空いただけなのですが、けっこう久々に授業する感じがして、「子供かわい~♪授業たのし~♪」 と思えた幸せな一日でした。また今日から頑張ります。

●韓国旅行記(前編)

出発当日。博多から釜山の船が揺れに揺れ。着いた頃には大人も子供もグッタリ。日曜の遅い時間なので港の銀行が閉まっている。誤算。しかし我々には国際キャッシュカードがある。過去数十か国で活躍してきたカード。ただ時々ATMとの相性で使えないカード。…使えない。お金が引き出せない。現地通貨がまったくない…港からの交通費さえも!「どうしよう…。」

と、いきなり不安な幕開けとなった今回の旅でしたが、その後は特に大きなトラブルもなく、楽しい毎日を送ることができました。今回は両家の母二人が一緒だったので、皆が元気に笑顔で旅を終えることができ、ほっとしているところです。
行ってみて、韓国は子連れ旅行にも向いていると思いました。この先、実際に旅行する方もいらっしゃると思いますので、子連れ韓国旅行の“お役立ち情報”をいくつか。

☆情報収集☆ 普段はあまり事前の計画を立てない“自由気ままなぶらり旅”派の私ですが、今回はツアーガイドという役目があったので、出発前にけっこう頑張って情報収集をしました。そしてそれが楽しかった!いつもあまり情報がないようなところに行くことが多いのですが、今回の旅行先はソウル。情報量が凄いので、日本にいながら脳内旅行を楽しむことができました。特に情報量が多くてウキウキさせられるのが韓国旅行サイトの“ソウルナビ”と“コネスト”。口コミ数で並べ替えれば、人気のあるレストランやショップがわかります。

☆宿泊☆ ソウルの宿泊先は日本でネット予約していきました。
新村カサビルレジデンス”のファミリースイート。キングサイズのベット2つをくっつけて、大人4人・子供3人で雑魚寝しました。1泊1万円ちょっと。元バックパッカーの私にとっては奮発ですが、7人で割って1人約1500円と考えるとお得感があります。清潔で広く、駅から近く、台所が使え、文句なしの良い宿でした。
韓国へのツアーは確かに安いのですが、子供も大人同様の値段がかかりますので、うちのように子供が多い場合には個人で手配したほうが安くあがるかもしれません。船と新幹線(KTX)を使った今回の旅はツアーより割安でした。航空券ならLCCがお得です。
以上、前編でした。後編は“食事”や“子連れスポット”情報です♪
②久留米附設中学校

(1) 解法は①の筑紫女学園(3)と同様です。ただし、「答えは、7を含む方のグループのみを書いて答えなさい」という部分に注意しましょう。条件に従って4通りを書くと、【 (1,6,7), (2,5,7), (3,4,7), (1,2,4,7) 】 となります。

(2) n=6のとき、6個の数字の平均は、(1+2+3+4+5+6)÷6=3.5 となりますので、どのような分け方をしたとしても、それぞれのグループの平均は3.5となるはずです。また、数字は全部で6個ありますから、2つのグループに含まれる数字の個数の組み合わせは、<1個と5個>、<2個と4個>、<3個と3個>、以上3通りが考えられます。ただし、数字1個で平均3.5にはなりませんから、<1個と5個>はありえません。同様に、数字3個で平均が3.5になる、ということは3個の数字の合計は、3.5×3=10.5となるはずで、ここから<3個と3個>もありえないことがわかります。残った<2個と4個>について、合計はそれぞれ、数字が2個→3.5×2=7、数字が4個→3.5×4=14となります。数字が2個で合計が7の組み合わせは(1,6),(2,5),(3,4)の3通りですから、答えも3通りあります。条件に従って「6を含む方のグループ」を書くと、【 (1,6), (1,3,4,6), (1,3,4,6) 】 となります。

③西南学院中学校 

(1) <左上,右上,左下,右下>で表すと、<4,1,3,2>からスタートして、<3,4,2,1>→<2,3,1,4>→<3,2,4,1>、よって正解は 【ア=3, イ=2, ウ=4, エ=1】 となります。

(2) 途中までは(1)と同じ操作をしますので、<4,1,3,2>→<3,4,2,1>→<2,3,1,4>、その後、オでAの操作をすると <1,2,4,3>となります。この後、カでBの操作をすれば、最終形の<2,1,3,4>となります。(カでAの操作やCの操作をした場合は、<2,1,3,4>になりません。) また、オでBの操作をした場合、その後のカでどのような操作をしても<2,1,3,4>にはなりません。オでCの操作をした場合も同様です。よって正解は 【オ=A, カ=B】 となります。

(2) まずは<4,1,3,4>→<1,4,2,3>。次に、①でAの操作をした場合は<2,1,3,4>となります。更に②でAの操作をすれば<3,2,4,1>、Bの操作だと<1,2,4,3>、Cの操作だと<4,1,3,2>となります。それぞれについて、③でA・B・Cの操作をして、最終形の<4,1,3,2>となるかを調べます。すると①でAの操作をした場合、最終形が<4,1,3,2>となる組み合わせが1通りだけあるのがわかります。①Aで<2,1,3,4>→②Bで<1,2,4,3>→③Aで<4,1,3,2>です。これは②がBであることから、表の4通り目のパターンだとわかります。
同様に、①でBもしくはCの操作をした場合のことを調べていくと、残りの1通りが見つかります。①Cで<3,4,2,1>→②Cで<1,4,2,3>→③Bで<4,1,3,2>です。これは②がCであることから、表の3通り目のパターンだとわかります。よって正解は、【キ=C, ク=B, ケ=A, コ=B, サ=A】 となります。

④桐朋中学校

(1) まず最初に1〜6の数について、約数を調べておきます。1の約数は1だけ、2の約数は1と2、3の約数は1と3、4の約数は1と2と4、5の約数は1と5、6の約数は1と2と3と6 となります。ここから、どの目が出ても必ず1のカードはうらがえることがわかります。さて、3,3,2,6,3の目が出た時についてですが、それぞれの約数を書き出して調べると、最終的に1と6が赤になっていますので、P=1+6=7、正解は 【7】 となります。

(2) (1)を調べることで、奇数回うらがえされたカードが赤色となることがわかります。例えば(1)で1のカードは5回、6のカードは1回、つまり奇数回うらがえされたので赤色となります。2のカードは2回、3のカードは4回、つまり偶数回うらがえされたので結果として白色に戻っています。
さて、サイコロを3回投げた場合ですが、どの目が出ても必ず1のカードはうらがえりますから、1のカードは3回(奇数回)うらがえり赤色となります。P=8より、他に赤色となったカードの和は、8−1=7です。2〜6の組み合わせで7になるものは、2+5=7 と 3+4=7 の2通りだけですから、<ア>:2と5を奇数回うらがえす場合と、<イ>:3と4を奇数回うらがえす場合の2通りを調べればいいことがわかります。
まず<ア>についてですが、2と5の目が1回ずつ出れば2と5はそれぞれ1回(奇数回)うらがえり赤色となります。残りの1回で1が出れば2〜6のカードはどれもうらがえりませんので、3回の出た目は2と5と1、小さい順に書くと 【1,2,5】 となります。
次に<イ>についてですが、3と4の目が1回ずつ出れば3と4はそれぞれ1回(奇数回)うらがえり赤色となります。ただし4の目が出た時には2もうらがえることに注意しましょう。残りの1回で2がでれば2のカードは2回(偶数回)うらがえり白色となりますので、3回の出た目は3と4と2、小さい順に書くと 【2,3,4】 となります。

(3) サイコロを20回投げると1のカードは20回うらがえります。偶数回ですから1のカードは白色となり、Pには含まれません。P=10とするためには1以外の2〜6の組み合わせで10とする必要があります。考えられるのは、4+6=10と 2+3+5=10の2通りだけですから、 <ア>:4と6を奇数回うらがえす場合と、<イ>:2と3と5を奇数回うらがえす場合の2通りを調べればいいことがわかります。
まず<ア>についてですが、6の目が奇数回でた場合、約数である1,2,3,6のカードが赤色となります。6の目が多く出る場合を考えますから、4の目は最も少ない1回出ることを考えて、1,2,4がうらがえり、この結果、3,4,6のカードが赤色となります。次に余計な3をうらがえすため、3の目が最も少ない1回出ることを考えます。1,3がうらがえり、この結果、1,4,6のカードが赤色となります。最後に余計な1をうらがえすため、1の目が最も少ない1回出ることを考えます。1がうらがえり、この結果、4,6のカードが赤色となり、P=4+6=10となります。4と3と1が1回ずつ、計3回出ていますから、6の目は20−3=17回(奇数回)出たことになります。
次に<イ>についてです。この場合、6のカードは偶数回うらがえりますので、6の目は偶数回出ていると考えます。6の目が多く出る場合を考えますから、2と3と5の目が最も少ない1回出ることを考えると、1,2と1,3と,1,5のカードがそれぞれうらがえり、この結果、1,2,3,5のカードが赤色となります。最後に余計な1をうらがえすため、1の目が最も少ない1回出ることを考えます。1がうらがえり、この結果、2,3,5のカードが赤色となり、P=2+3+5=10となります。2と3と5と1が1回ずつ、計4回出ていますから、6の目は20−4=16回(偶数回)出たことになります。
以上、①6の目が最も多く出る場合は<ア>の場合で 【(1〜6の順に) 1回・0回・1回・1回・0回・17回】 で、②6の目が2番目に多く出る場合は<イ>の場合で 【(1〜6の順に) 1回・1回・1回・0回・1回・16回】 となります。

※ 最後の ⑤灘中学校 の解答・解説は次のページです。右下の「次のページ」をクリック! ※
⑤灘中学校 

規則に従って左から5枚目のカードを調べると、1×3×5×17+2=257、左から6枚目のカードを調べると、1×3×5×17×257+2=65537 となります。ここまでは計算できますが、次の7枚目は数十億となりますので、10枚目の数を調べること、更にそこから1を引いた数が2で何回割り切れるかを調べること、これらがかなり大変であることがわかります。そこで視点を変え、問題文の「このとき〜」を参考にして、それぞれの「カードに書かれている数から1を引いた数」が「2で何回まで割り切ることができ」るかを調べてみます。5枚目まで調べると、順に0回・1回・2回・4回・8回となっており、2枚目以降は
1・2・4・8、と規則正しく並んでいることがわかります。左隣の数を2倍していく数列になっていますから、書き出すと1,2,4,8,16,32,64,128,256 と続きます。よって10枚目(右端)のカードに書かれている数は不明ですが、その数から1を引いた数は2で 【256】 回まで割り切ることができることがわかります。

※公立中学校なら3年生で習う内容ですが、乗法公式というものがあります。そのなかの「和と差の積の公式」→ (a+b)(a−b)=(aの2乗−bの2乗)、これを利用して考えると一般化できます。
左から3枚目のカードは積の部分が、1×3=(2−1)(2+1)=「2の2乗−1」となりますので、これに2を加えて「2の2乗+1」となります。よってここから1を引いた数は「2の2乗」となります。4枚目のカードは積の部分が「3枚目までの積×4枚目の数」となるはずです。先ほどの結果を利用すると、積の部分は、3×5=(2の2乗−1)(2の2乗+1)=「2の4乗−1」となりますので、これに2を加えて「2の4乗+1」となります。よってここから1を引いた数は「2の4乗」となります。同様に考えると5枚目のカードから1を引いた数は「2の8乗」となり、この後は、2の16乗、32乗、64乗、128乗、そして「2の256乗」と続きます。
もちろん小学生には累乗や乗法公式の知識はありませんが、「面積図」というものを使えば同じ内容を説明することができます(最難関レベルですが…)。この問題に関しては、解説に書いたように結果から類推した方が早いとは思いますが、いずれにせよ非常に深みのあるテーマだと思います。