― Think global, Act local ―
― Small is Beautiful ―
― Slow Life, Slow Study ―
てな感じで今年も頑張ります♪
皆様、今年も何卒よろしくお願いします。
中学受験の算数は独特なので、相応の対策が必要です。今はまだそうなっていませんが、
ゆくゆくは受験対策用にクラスを設定して、受験生保護者の皆様に「こいくに任せておけば
算数は安心♪他はいらない」 と言って頂ける体制を整えていきたい、と考えています。
おそらく普通の塾の受験対策クラスとは全く違う、個性的なクラスになるはずです(笑)。
“指導目標”は既に決めています。“志望校合格”ではありません。受験対策と言っておいて
何ですが(笑)。指導目標は“伸び続ける子を育てる”です。受験前に、「合格してほしいな。
でも合格してもしなくても、この子なら大丈夫だろうな、どんな環境でもたくましく伸び続けて
いくだろうな。」そう思える子を育てていきたいです。それこそが“良い受験”だと思います。
小4~小6、詰め込みが最も弊害となる時期に行う受験対策は、本質的に非常にリスクを
伴います。上記のような“良い受験”を皆ができている訳ではない、大手塾で指導していた
経験からそう感じます。「とにかく合格を」となると、どうしても無理な詰め込みを行うことに
なりますし、そうするとその後の伸びしろを決定的に失ってしまいます。
もちろん、プロとして指導する以上、“合格”には拘ります。拘るからこそ、その一段上の
目標を立てて“合格”を“通過点”と捉えることが有効な作戦だと思うのです。
無理な詰め込みで疲弊した子がかわいそうなのは、その多くが合格すらできないことです。
結果が出る前に「良い受験になったな」と思える子ほど、合格もしやすいのです。(予想外
の逆転合格を果たすのは大抵こういう子です。)
良い受験ができる子とできない子、何がそんなに違うのでしょうか。
指導法の問題?もちろんそれもあると思います。しかしそれだけではありません。同じ指導
を受けていても、それが良い効果をもたらしていく子と、そうでない子がいるのです。どこで
違いが生まれるのか?気になるところですが、それを書くとまた随分長くなりそうです(笑)
気にさせておいてすみません! 続きは次回に!
しかし皆が皆、そうではないのです。もしその子にとって受験勉強が“楽しいこと”なら
どうでしょうか。考えることや学ぶことは本来とても楽しいこと。その楽しいことに毎日
思う存分どっぷりと浸れる幸せ。ついつい夢中になって勉強してしまう…。と、さすがに
こんな子は少ないと思いますが(笑)、でも、そこそこ楽しんでいる子は確実にいます。
知的好奇心が旺盛な子にとって、小学校の学習内容は物足りないのです。興味を
持って学ぶので吸収も早く、ますます学ぶ楽しさに目覚めていきます。当然、結果は
後からついてきます。詰め込みの弊害も、最小限に抑えられるでしょう。こんな受験
勉強なら私は賛成です。受験を通過点として、自ら学び伸び続けてくれることでしょう。
多くの子が本格的な受験勉強をスタートする5年生、それまでの10年程の過ごし方で
“楽しめるかどうか”は決まると思います。始めてからが勝負、ではなく、始めるまでが
勝負、なのです。一体どうすれば、ある子にとっては拷問に等しい(笑)勉強を楽しめる
子に育つのか? その答えは… 学び舎こいくに通うこと!(笑)
いや、本気でそう思ってやっているのですが、でも、この問いの答えはそれほど単純で
はない気がします。ただ、鍵を握るのが今これを読んで頂いている“保護者の皆様”で
あることは間違いありません。これまでに私が書いた記事でヒントになりそうなものを
集めてみましたので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
初めて灘中の問題を解いた時、「これが小学生の解く問題?ぜんっぜんわからんっ!」と、あまりのわからなさに衝撃を受けたのを覚えています。でも、好きで楽しくて沢山解いているうちに、ただ解けるだけでなく、心から感動できるほど深く理解できるようになったんです。算数に関して凡人だった私が、楽しさに目覚めて変人になるほどに成長(?)できたのだから、子ども達にだって同じ道を辿らせることはできるはず、そう思って指導してきました。そしてこれまで沢山の子ども達を算数大好きっ子にしてきました。
いや本当に、“考えること”って楽しいんですよ!学校の教科書やドリルの“覚える算数”や“作業する算数”ではなく、“考える算数”であれば、その楽しさはきっと子ども達にも伝わるはず! 灘の問題を解いて、もっともっと広く深くこの楽しさを子ども達に伝えていきたい、と気持ちを新たにしました。刺激を受けて、今、1/11にも書いた受験対応のコース(ただし受験しない子も参加可)の概要を急ピッチで決めているところです。いや~ワクワクしっぱなしです。ハイレベルなのに、いやハイレベルだからこそ最高に楽しいコースになるはずです。概要は近日中に発表します。興味のある方はぜひ!