●Happy New Year 2012

新年あけましておめでとうございます。
 ― Think global, Act local ―
 ― Small is Beautiful ―
 ― Slow Life, Slow Study ―
 てな感じで今年も頑張ります♪
皆様、今年も何卒よろしくお願いします。

●中学受験のその先へ

冬期講習、大盛況のうちに終了しました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
福岡では早くも中学入試がスタートしました。今年はこいくにも受験生がいます。
良い受験にできるよう、最後まで万全のサポートをしていきます。

中学受験の算数は独特なので、相応の対策が必要です。今はまだそうなっていませんが、
ゆくゆくは受験対策用にクラスを設定して、受験生保護者の皆様に「こいくに任せておけば
算数は安心♪他はいらない」 と言って頂ける体制を整えていきたい、と考えています。
おそらく普通の塾の受験対策クラスとは全く違う、個性的なクラスになるはずです(笑)。

“指導目標”は既に決めています。“志望校合格”ではありません。受験対策と言っておいて
何ですが(笑)。指導目標は“伸び続ける子を育てる”です。受験前に、「合格してほしいな。
でも合格してもしなくても、この子なら大丈夫だろうな、どんな環境でもたくましく伸び続けて
いくだろうな。」そう思える子を育てていきたいです。それこそが“良い受験”だと思います。

小4~小6、詰め込みが最も弊害となる時期に行う受験対策は、本質的に非常にリスクを
伴います。上記のような“良い受験”を皆ができている訳ではない、大手塾で指導していた
経験からそう感じます。「とにかく合格を」となると、どうしても無理な詰め込みを行うことに
なりますし、そうするとその後の伸びしろを決定的に失ってしまいます。
もちろん、プロとして指導する以上、“合格”には拘ります。拘るからこそ、その一段上の
目標を立てて“合格”を“通過点”と捉えることが有効な作戦だと思うのです。
無理な詰め込みで疲弊した子がかわいそうなのは、その多くが合格すらできないことです。
結果が出る前に「良い受験になったな」と思える子ほど、合格もしやすいのです。(予想外
の逆転合格を果たすのは大抵こういう子です。)

良い受験ができる子とできない子、何がそんなに違うのでしょうか。
指導法の問題?もちろんそれもあると思います。しかしそれだけではありません。同じ指導
を受けていても、それが良い効果をもたらしていく子と、そうでない子がいるのです。どこで
違いが生まれるのか?気になるところですが、それを書くとまた随分長くなりそうです(笑)
気にさせておいてすみません! 続きは次回に!

●レッツチェック!

Let’s check !

前回の続きです。 「中学受験を “良い受験”にできる子ってどういう子?」
沢山の受験生を見てきた私の答えは・・・。 「受験勉強を楽しめる子」です。
当たり前と言えば当たり前ですね。多くの受験生は小学校での勉強以外に、毎日3・4
時間は受験勉強に費やす訳です。それが1か月、2ヶ月、3か月…まだまだずーっと。
もしこれがその子にとって“全然楽しくないこと”だったとしたら、確かに拷問ですね。
いくら高い目標があっても、いくら根性があっても無理です。やる気が出ないので頭に
入らず、成績が伸びないので更にやる気が低下して…という悪循環です。
「遊び盛りの小学生が受験勉強なんてかわいそう」と考える方は多いと思いますが、
もしその子にとっての受験勉強が“全然楽しくないこと”なら、本当にかわいそうだと
思います。無理矢理に頑張らせても結果は振るわないでしょうし、受験が終われば
「勉強なんてもうしたくない!」となることは間違いありません。 こんな受験勉強には
私も反対です。

しかし皆が皆、そうではないのです。もしその子にとって受験勉強が“楽しいこと”なら
どうでしょうか。考えることや学ぶことは本来とても楽しいこと。その楽しいことに毎日
思う存分どっぷりと浸れる幸せ。ついつい夢中になって勉強してしまう…。と、さすがに
こんな子は少ないと思いますが(笑)、でも、そこそこ楽しんでいる子は確実にいます。
知的好奇心が旺盛な子にとって、小学校の学習内容は物足りないのです。興味を
持って学ぶので吸収も早く、ますます学ぶ楽しさに目覚めていきます。当然、結果は
後からついてきます。詰め込みの弊害も、最小限に抑えられるでしょう。こんな受験
勉強なら私は賛成です。受験を通過点として、自ら学び伸び続けてくれることでしょう。

多くの子が本格的な受験勉強をスタートする5年生、それまでの10年程の過ごし方で
“楽しめるかどうか”は決まると思います。始めてからが勝負、ではなく、始めるまでが
勝負、なのです。一体どうすれば、ある子にとっては拷問に等しい(笑)勉強を楽しめる
子に育つのか? その答えは… 学び舎こいくに通うこと!(笑)
いや、本気でそう思ってやっているのですが、でも、この問いの答えはそれほど単純で
はない気がします。ただ、鍵を握るのが今これを読んで頂いている“保護者の皆様”で
あることは間違いありません。これまでに私が書いた記事でヒントになりそうなものを
集めてみましたので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

さあ君も! Let’s check it !!!

★レッツチェック!さあ、あなたは…
☆「学ぶことで世界が広がっていくのって快感♪ 難しければ難しい
ほど燃える~♪」 と思えますか?
→→→こちらをお読みください。(指導方針1)
☆「うちの子はきっと素敵な子になるはず。特に根拠はないけどね♪
それがなにか?」 と思えますか?
→→→こちらを読んだ方がいいかも。(指導方針2)
☆「最近な~んか生意気!よ~し。こうなったら…工夫してやる♪
見ておれ…ふふふ♪」 と思えますか?
→→→こちらを読むべきでしょう。(11/6ブログ)

● OPEN!

学び舎 koiku は「コンビニまで徒歩5秒!」の好立地です♪

満を持して、ついにオープン!
…したのはファミマの福岡小笹店。
そして後ろに控えるのが春風荘。
 ★不動産屋の福祥さん
 ★母乳育児相談 haru
 ★学び舎 koiku
 ★MANLY COFFEEさん
haru と koiku の角部屋の前で
看板が肩を寄せ合ってます(笑)
二か月間、工事で教室生保護者の
皆様にはご迷惑をおかけしました。
いつもご協力ありがとうございます。

●感動の…

皆さん、最近、何か感動したことってありますか?
私はと言えば、プライベートでも仕事でも子育てに全面的に関わっているので、日々小さな感動がいっぱいです。でもそれとは別に、
一週間程前、心を動かされる素晴らしい作品に出会いました。
それは… “2012年 灘中学校 算数入試問題”!!!
この作品の美しさ、というのは単品では感じにくいかもしれません。5年、できれば10年分の過去問をじっくりと味わった上でこの作品に触れてみてください。隠されたテーマ・ストーリー・メッセージと
いったものが徐々に、そして優雅に浮かび上がってくるはずです。
どうでしょう? 最高級の“考える楽しさ”を感じてみませんか?
いやもちろん冗談です(笑)。10年分も(最高に難解な)算数の入試問題を「解いてみよう!」なんて思う人はよほどの物好き(変人?)でしょう。でも、私自身が「す…素晴らしい…なんて優雅なストーリー…かっ、、、感動した!」となったのは全くの事実です。立派な変人ですね(笑)。
ただ私も最初から変人だった訳ではないんです! 昔は算数とか数学とか、あまり好きではありませんでした。宿題のドリルとか面倒だし。高校でサインコサインとか出てきた時、意味がわからなすぎて「数学は諦めた、文系コースで行こう!」と見切ったほどです。
ところが塾で国語を教えてた時に、ふと子ども達の解いている問題に興味を持ち…誰にも頼まれてないのに問題を解き始め…徐々に力がつき…「教えたい!」となり…、いつの間にかこうなった訳です。

初めて灘中の問題を解いた時、「これが小学生の解く問題?ぜんっぜんわからんっ!」と、あまりのわからなさに衝撃を受けたのを覚えています。でも、好きで楽しくて沢山解いているうちに、ただ解けるだけでなく、心から感動できるほど深く理解できるようになったんです。算数に関して凡人だった私が、楽しさに目覚めて変人になるほどに成長(?)できたのだから、子ども達にだって同じ道を辿らせることはできるはず、そう思って指導してきました。そしてこれまで沢山の子ども達を算数大好きっ子にしてきました。
いや本当に、“考えること”って楽しいんですよ!学校の教科書やドリルの“覚える算数”や“作業する算数”ではなく、“考える算数”であれば、その楽しさはきっと子ども達にも伝わるはず! 灘の問題を解いて、もっともっと広く深くこの楽しさを子ども達に伝えていきたい、と気持ちを新たにしました。刺激を受けて、今、1/11にも書いた受験対応のコース(ただし受験しない子も参加可)の概要を急ピッチで決めているところです。いや~ワクワクしっぱなしです。ハイレベルなのに、いやハイレベルだからこそ最高に楽しいコースになるはずです。概要は近日中に発表します。興味のある方はぜひ!