●お盆休みが終わって

 お盆休みは北九州の実家に帰省していました。子どもたちにとっては、大好きなおじいちゃんおばあちゃんに、たっぷり遊んでもらえて大満足な1週間だったようです。忙しいときでも、いつでもしっかりと子どもたちと向き合ってくれていて、嬉しく思いました。その様子を見ていて、最近の自分の我が子への対応をちょっと反省させられました。生徒に対しては、触れ合える時間が短いこともあって、どのような声がけをしてどのような関係をつくっていくかを、常に考えながら慎重に対応しているのですが、さて我が子に対しては…。

 数年前、生徒指導が上手くいかないとき、状況が改善するのに一定のパターンがあることに気付きました。①“相手の問題点を発見する”②“相手を変えようと働きかける”③“状況が改善する”というのが通常のケースなのですが、時々、③“なぜか状況が悪化する”というケースに直面します。このような場合、“ムキになって更に働きかけ、それでも伝わらず感情的になり、ますます状況を悪化させる”というのが未熟な私の常でした。しかし、葛藤の末、④“ふと「自分に原因があるのでは」と思い至る”ことから、⑤“相手を変えるのではなく自分を変える努力をする”ことができたときに必ず、⑥“状況がなぜか改善する”のです。学習能力が低いのか、問題が生じるたびに何度もこの過程を繰り返し、最近になってようやくその法則性に気づきました。

 要するに、大切なのは「そのままの相手を受け入れて、相手ではなく自分を変える」ということです。それほど奇抜な考え方ではありません。私自身もそうですが、大人同士の人間関係では意識してらっしゃる方も多いと思います。ただ、相手が子どもだと、どうしても“しつける”とか“教える”といった上からの目線で見てしまって、このことの大切さを忘れてしまいがちになります。「大人でも子どもでも同じなんだなー」と今は思います。そしてきっと生徒でも我が子でも同じなのだと思います。
 “自分を変える”というと大変な気がしてきますが、態度や対応に少し気を配るだけで、ずいぶん違うと思います。“育児”は“育自”、子どもたちの助けも借りて、ちょっとずつでも成長していきたいです。

●太鼓とターバンとコーヒー

昨日と今日は家族でお出かけしました。 さすがに自転車は暑い…。
昨日は友達のわくわく工房さんでの“ふれあい囲碁教室”。今日は友泉亭公園での
“少年少女和太鼓競演会”。 山笠以来、扇風機を棒で叩きまくってる息子を見かね
て連れて行ったのですが、さらにヒートアップして首フリ機能が停止しました…。 
いつも川遊びとか虫取りばっかりしてるので、ちょっと文化的(?)な休日でした。

話は変わって、春風荘仲間、アパート1階の“MANLY COFFEE”さんにブログで
こいく を紹介して頂きました♪ (こちら) 8/21ターバンの文章です。
思えば5月、ただでさえ教室使用可の物件が少ない中、ようやく決まりかけた一軒
家が、最終的に大家さんの家族の反対に合って頓挫してがっくりきていた時のこと。
妻がふともらした一言が運命を決めました。
「小笹のあのアパートなら教室で使えるかも。だって1階がコーヒー屋!」
…ということで、“MANLY COFFEE”さんあっての こいく なのです。
コーヒーって、安物をガブガブ飲むよりも、良質のものを大切にゆっくりじっくり
ていねいに(あれ?何かと一緒?)味わって飲む方が、贅沢だと思いませんか?
マンリーさんのところのコーヒー豆、すっごく豊かな香りで本当にオススメです!

緑が多く気持ちいい公園です。

「あっ ハトがきたよ!」

実家での1枚。タオルとヒモで。

●授業準備の幸せ

気づけば夏休みもあとわずか。夏期講習がもう終わるんだーと思うと寂しいです。
昨年まで私が勤めていたような大手の塾では夏期講習と言えば稼ぎ時。朝から晩まで12時間以上、
授業に次ぐ授業で目の回るような忙しさでした。授業は好きだからいいのですが、常にしっかりとした
準備の上で授業に臨みたいと考えていた私にとっては、授業準備の時間がなかなか取れないことが
一番のストレスでした。

それに比べて、今年は午前・午後の2回授業のみ。子どもたち一人ひとりの顔を想い浮かべながら
存分に授業準備ができる幸せを満喫できました。
教材が限られているので、問題を解いたり説明を考えたりすることはあまりないのですが、そのぶん
問題選択に時間をかけました。その子の実力や持久力や性格や課題を考えて、その子にとって今
最も必要で、(易しすぎず難しすぎず)最も考えさせることができる問題…。狙いがピタリとハマって、
その子の脳がフル回転していることが感じとれたときはちょっとした快感です。「…してやったり!」

あえて難易度も単元もバラバラな配置の「どんぐり文章題」ですが、この夏でそれらの整理分類が
かなり細かいところまで出来たので、ますます“問題選択力”に磨きがかかりました。(すいません
そうです自慢です)  教室生もFAX添削生も、9月からは更に鍛えていきますのでご期待ください!

最後になりますが、教材研究のついでに自分で算数文章問題をちょこちょこ作りためていますので、
少しずつ公開していきます。(こちら) このページには今後、答案画像などもアップしていく予定です。
こちらもあわせてご期待ください♪

【指導方針1】
学習を強制しない。自ら学びたくなる教材と環境を準備して、学習意欲を引き出す努力をする。
考える楽しさ・学ぶ楽しさを伝える